「フランチャイズに興味があるけれど、どの業種を選べばいいか分からない。」
そんなお悩みをお持ちの方のために、人気のフランチャイズを比較してご紹介します。また、おすすめのフランチャイズ業種と正しい選び方についても解説しています。
脱サラしてフランチャイズに挑戦してみたい!とお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
・フランチャイズの種類は何がある?
・フランチャイズ業種を比較!
・おすすめのフランチャイズ業種と正しい選び方
フランチャイズの種類は何がある?
フランチャイズには様々な種類がありますが、近年人気のフランチャイズを5つピックアップしてご紹介します。
1. コンビニ
フランチャイズの王道と言えば「コンビニ」です。
未経験から始められる、比較的全国どこでも開業ができる、ということもありフランチャイズが初めてという方に人気です。
コンビニ市場は右肩上がりで規模も大きいため、将来的な伸びも期待できる業種といえるでしょう。一方で、コンビニのフランチャイズは立地や競合店によって利益が大きく変わるため、事前のリサーチは不可欠となります。
2. コインランドリー
近年人気が高まっているフランチャイズのひとつが「コインランドリー」です。
現代人の生活スタイルにマッチしているコインランドリーは、今後も伸びていく市場といえるでしょう。
基本的には接客が必要ないので副業として始められる方も多いフランチャイズになります。ただし、開業には店舗だけでなく洗濯機や乾燥機など高額な設備投資が必要なため、開業資金はかなり高くなる傾向にあります。したがって、自己資金をしっかり貯めておく、銀行からの借入をする、など綿密な資金計画が不可欠となります。
3. 学習塾
根強い人気のあるフランチャイズが「学習塾」です。
少子化が進んでいると言われて久しいですが、近年では子供ひとりにかける教育費は減少することなく「増加」しています。そのため、「学習塾」は安定したブランド力の高いフランチャイズ企業が多い業種になります。
しっかりとした指導カリキュラムや生徒募集のノウハウを教えてもらえるため、子供を教えたことがない方でも安心できるでしょう。
また、自分以外の講師を雇って開業することも可能なため、教育指導ではなく経営に専念したい方にも人気があります。
4. ハウスクリーニング
共働きの増加や高齢化により市場が拡大しているフランチャイズに「ハウスクリーニング」があります。
近年では家事代行がかなり普及していることもあり、今後も市場の拡大が期待される業種です。
実店舗が必要ないため、資金をおさえながらの開業が可能になります。また、ひとりでも開業でき、研修期間も比較的短めなため、早急にフランチャイズの開業をしたい方に人気があります。
5. リサイクル
「リサイクル」も市場規模が拡大しているフランチャイズのひとつです。
コインランドリーと同様、現代人の生活スタイルにマッチしているビジネスなので今後の伸びもかなり期待できるでしょう。小規模経営であれば、ひとりでの開業も可能であり、さらに体力に自信のない高齢の方でも開業しやすいといえます。
近年ではITを利用した値付けが可能なため、買取りに必要な商品鑑定の経験がない方にも人気となっています。
フランチャイズ業種を比較!
ここからは、フランチャイズの王道「コンビニ」「コインランドリー」「学習塾」の3業種を比較していきます。
1. ロイヤリティで比較
・コンビニ:30~60%
・コインランドリー:無料~5%(定額制の場合、5万円前後)
・学習塾:10~30%
コンビニのロイヤリティは、他のフランチャイズ業種に比べて高めに設定されているのが特徴です。相場は30~60%と開きがあり、フランチャイズ本部や契約内容によって異なります。
たとえば、大手コンビニS社のロイヤリティは毎月の売上総利益(粗利益)によって変わります。ひと月の粗利益が250万円以下であれば56%、250~400万円以下であれば66%、400~550万円以下で71%、550万円以上は76%のロイヤリティがかかるようになっています。
大手コンビニF社であれば、土地や建物をフランチャイズ本部が用意するのか加盟者が自分で用意するのかでロイヤリティは異なります。フランチャイズ本部が用意する場合、営業純利益(売上総利益に営業収入を加えたもの)が300万円未満なら59%、300~550万円未満で63%、550万円以上で69%となっています。一方で、自分で用意する場合は250万円未満で52%、250~350万円未満で42%、350万円以上で39%となります。
コインランドリーのロイヤリティは、無料のところが多数あります。また、定額制を採用しているところもあり、月5万円前後が相場といえます。
コンビニと比較するとかなり安く感じますが、前述のとおり、コインランドリーは設備を揃えるための初期費用が非常にかかるので注意しましょう。
学習塾のロイヤリティは、相場で売上の10~30%ほどです。コンビニと比較すると低めですが、コインランドリーよりは高めに設定されています。また、近年ではロイヤリティが無料という学習塾のフランチャイズも出てきています。
こちらでご紹介した「ロイヤリティ」は本部によっても変わるため、あくまで目安として参考にしてみてください。
2. 開業資金で比較
・コンビニ:300~400万円
・コインランドリー:2000万円~4000万円
・学習塾:200~500万円
コンビニの開業資金の内訳には、加盟金、開店準備金、当面の生活費などがあります。
コンビニの加盟金は、ロイヤリティと同じく本部や契約内容によって異なります。
たとえば、S社の場合、土地や建物を自分で用意するタイプの加盟金は315万円ですが、土地や建物を本部が用意するタイプでは260万円となっています。F社の場合、2名以上の専従者がいる場合の加盟金(契約時必要資金)は300万円、親族で経営する場合は200万円となります。
また、開業準備金は50万円ほど、当面の生活費は2~3ヶ月の生活費を用意しておくと安心でしょう。
コインランドリー開業資金の内訳には、加盟金、設備費、内装工事費、などがあります。
コインランドリーの加盟金は無料のところも多く、必要な場合でも100万円ほどです。
やはり開業資金の多くを占めるのは設備費で、洗濯機や乾燥機を揃えるだけで1500万円ほどは必要になるでしょう。また、内装工事費も600万円~800万円ほどかかります。
コンビニや学習塾と比較すると、かなり多くの開業資金が必要となります。
学習塾の開業資金の内訳は、加盟金、物件取得費、備品代、広告費、教材費、などがあります。
学習塾の場合、副業か本業かによっても必要となる物件や設備が変わります。店舗を借りて本格的に塾を開業する場合は、店舗の賃貸が必要となり、100万円前後の物件取得費がかかるでしょう。
また、学習指導に必要な備品として100~200万円、生徒募集の広告費として20~50万円ほどが必要となってくるといえます。
詳しくは、以前の記事「塾の開業資金はいくらかかる?必要な費用と節約のコツを解説します!」でも解説しているので参考にしてみてください。
おすすめのフランチャイズ業種と正しい選び方
会社員からフランチャイズで起業をする場合、おすすめのフランチャイズ業種はズバリ「学習塾」です。
なぜなら、フランチャイズ初心者が失敗しないための3つのポイント「原価がなるべくかからない」「在庫がない」「初期投資が低い」を満たしているフランチャイズが「学習塾」だからです。
失敗しないポイントについては、こちらの記事「脱サラ起業したい!塾のフランチャイズは本当におすすめ?」で詳しく説明しています。
一方で、自分が好きで興味のある業種のほうが多少の困難があっても諦めずに続けることができるともいえます。つまり、継続した結果、成功する可能性が高まるのです。
したがって、もし教育に全く興味を持てないのであれば、いくら失敗しないためのポイントを満たしているとしても「学習塾」はおすすめしません。しかし、少しでも教育に興味がある、子供の教育を通して社会貢献をしたい、という方には「学習塾」は断然おすすめです。
また、フランチャイズの正しい選び方として、前項で比較したロイヤリティや加盟金などの「金額」だけでなく、「業界の市場規模」や「フランチャイズ本部のサポートがどれだけ受けられるか」もチェックするといいでしょう。
「学習塾」は少子化にもかかわらず4000億円以上の市場規模となっています。また、ブランド力のあるフランチャイズ本部が多く、サポートが手厚い業種ともいえます。
たとえば、個別指導塾で有名なHero’s(ヒーローズ)は手厚いサポートに定評のあるフランチャイズです。
⇒Hero’s(ヒーローズ)手厚いサポート
学習塾のフランチャイズに興味を持たれた方は、ぜひ一度、資料請求や説明会参加をしてみてはいかがでしょうか。
今回は、フランチャイズに興味のある方のために、人気のフランチャイズを比較してご紹介しました。おすすめのフランチャイズ業種と正しい選び方についてもぜひ参考にしてみてください。