独立起業をすることで、会社に縛られることなく生きていけることは大きな魅力です。
しかしながら、安易に独立してしまったことで失敗する人がいるのも事実です。
今回の記事では、独立に失敗をするとどうなるのか、独立に失敗する人の特徴はどういう人なのか、など起業前に知っておくべきことをお伝えします。
また、独立失敗のリスクを減らすためにするべきことも伝授しますので、ぜひ参考にしてみてください。
＜目次＞
・独立失敗するとどうなる？
・独立に失敗する人の特徴
・独立の失敗リスクを減らすためにするべきこと
独立失敗するとどうなる？
独立に失敗した場合に起こりうる結果として、主に「借金が残る」「信用を失う」の２点があります。
起業時に金融機関から個人名義で融資を受けた、あるいは会社名義でも連帯保証人を自分にした場合、独立に失敗して廃業したとしても「借金」はなくなりません。
万が一、返済金額が大きすぎて返済できる目処が立たないとしたら、自己破産をすれば借金の返済を免れることはできます。
しかし、自己破産の大きなデメリットとして「社会的信用を失う」があります。
独立失敗後は再就職を考える人がほとんどですが、独立に失敗した人材というネガティブなイメージがつきまとい、なかなか再就職先を見つけられないこともあります。
さらに、起業を再チャレンジしたいとなった時に融資が受けづらくなる可能性も高いでしょう。
実際に起業をする前から独立失敗についてあまり考えたくないかもしれません。
しかし、失敗を防ぐためにも最悪の結果になった時のことも事前にしっかりと把握しておきましょう。
独立に失敗する人の特徴
せっかく独立をしたのに失敗してしまう人には、「準備・計画不足」「考え方が安易」「資金計画が甘い」という3つの特徴があります。
1.準備・計画不足
独立を成功させるには、念入りな準備と計画が不可欠です。どういった内容で独立するのか、自分自身の強みや適性は何なのか、など事前にしっかりと考えて綿密に準備を進めましょう。
事前準備や計画をしっかりせずに、勢いだけで独立をする人は必ず失敗します。
2.考え方が安易
思いついたビジネスモデルがとても魅力的だと感じても必ず儲かるという保証はありません。
そのため、事前にビジネスモデルをしっかりと検証し、あらゆるリスクを洗い出しておく必要があります。
たとえ、独立前と同じ業界で起業するとしても、会社員と自営業者では必要な知識やノウハウは全く違います。
どんなに自分のビジネスモデルに自信があったとしても何も検証もせずに安易に独立する人も失敗する可能性が高いです。
3.資金計画が甘い
独立起業をする上で、資金計画は最も重要です。
独立開業するための費用だけでなく、開業後の広告費や人件費など費用も考えておく必要があります。
さらに、事業が軌道に乗るまでの運転資金や生活費なども必要です。
万が一、計画通りに行かなかった場合の余剰資金も考慮しておくとさらに安心でしょう。
資金計画を慎重にしない人は後から「こんなはずではなかった」と頭を悩ませることになります。
独立には予想以上にお金がかかることがあると理解しておくべきです。
独立の失敗リスクを減らすためにするべきこと
独立の失敗リスクを少しでも減らすために、するべきことは４つあります。
1.情報収集
前述の通り、失敗する人の特徴に「準備・計画不足」や「資金計画が甘い」があります。
言い換えれば、独立失敗を防ぐには「情報収集」がとても大切だということです。
開業資金はどれくらい必要なのか、必要な資格や免許はあるのか、競合他社はどこになるのか、開業予定の立地条件は自分のビジネスに合っているのか、見込み客はどれくらいなのか、など事前に様々な情報を収集しておくことで失敗リスクを減らすことが可能になります。
2.シミュレーションを行う
実際に独立した後のシミュレーションを行うことで、事前に揃えておくべきもの、必要な資金額、準備期間の長さなどが明確になります。
できるだけ具体的に繰り返しシミュレーションすることが大切です。
自分ひとりだけでは気が付かないこともあるので、家族や友人、できれば同じ業界の先輩からの意見も取り入れるといいでしょう。
3.資金を潤滑に確保する
自己資金だけでなく、融資をしてくれそうな金融機関を探す、助成金・補助金を利用する、などできる限り資金を多く集めておくことが大切です。
ギリギリの資金での独立は心に余裕がなくなるだけでなく、事業展開して行く際の壁になるため、潤滑な資金を確保するようにしましょう。
4.家族の賛同を得る
家族がいる場合、独立に対して賛同を家族から得られるかどうかはとても大事です。
家族の協力なしでは独立は成功できないと心得ましょう。
独立して最初から上手くいくとは限りません。
しかし、家族の協力があれば、成功への扉が開きやすくなることは間違いありません。
独立は決して簡単ではありません。
しかし、上記でご紹介したことを踏まえて慎重に独立起業することで失敗するリスクは大幅に減らすことが可能です。
それでも不安という方は、いきなり独立起業するのではなく、まずは「副業から始める」または「フランチャイズで独立する」こともおすすめです。
副業であれば、本業での収入を確保しながら始められるので、資金面での精神的負担は軽くなると言えます。
ただし、時間的な余裕は専業に比べると圧倒的に少ないため、なかなか思い通りにビジネスを広げられないデメリットもあるでしょう。
フランチャイズであれば、本部から経営支援や集客支援など様々なサポートを受けられ、未経験者でも安心して独立開業ができます。
もちろん本部に支払うロイヤリティなどは必要となりますが、フランチャイズのブランド力によって未経験者でも初月から売上をあげられることも可能であり、これはフランチャイズ加入の大きなメリットです。
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