「脱サラして起業したい!」
不況な世の中、業績不振でいつ給料が下がるか分からない。または、このままサラリーマンとして働いていても給料が上がる見込みがない…。
このような理由で近年は独立して収入を得たいと考える方が増えているようですね。
そんな中、起業スタイルとして「フランチャイズ」が注目されており、中でも「塾のフランチャイズ」が脱サラする方に人気となっています。
そこで今回の記事では、
・脱サラ起業したい人が最初に考えるべきポイント
・脱サラ起業のメリット・デメリット
・失敗しないためのポイント
・脱サラ起業にフランチャイズが人気の理由
・フランチャイズなら塾がおすすめってホント?
など、脱サラ起業をお考えの方が気になるポイントを詳しく解説していきます。
脱サラ起業に興味があって「塾のフランチャイズが気になる!」という方はぜひ参考にしてみてください。
脱サラ起業したい!最初に考えるべきポイントとは?
脱サラ起業すると決めたら、最初に考えるべきポイントは「4つ」あります。
・起業の意味
・事業内容
・ターゲット
・起業の種類
1つずつ詳しくみていきましょう。
起業の意味
脱サラ起業すると決めたら、まずは「目的やビジョン」を考えましょう。何のために、何を実現したいのか、など自分が脱サラ起業する「意味」を明確にするのです。
事前に脱サラ起業の意味をしっかり考えておかないと、事業を始めてから上手くいかなかったり方向性に悩んだりした時に、どうすればいいか分からなくて行き詰まってしまう確率が高くなります。
そうならないためにも、実際に脱サラ起業をする前に事業に対するビジョンをしっかり持つことが不可欠です。
事業内容
目的とビジョンが決まったら、次は実際にどのような「事業内容」で脱サラするのかを明確にしましょう。自分がやりたい事業内容だからという理由だけでなく、ニーズも考慮して考える必要があります。また、競合との違いなども検討するべきです。
できる限り実現可能な事業内容をしっかり作成しておくことで、融資が必要となった時にも役立ちます。
ターゲット
脱サラ起業の事業内容が明確になったら、その事業のターゲットについても明確にしておきましょう。つい広いターゲットにしてしまいがちですが、曖昧なターゲットでは誰にも評価されない恐れがあります。
ターゲットを絞りこむことで、見込み客に合ったアプローチが思いつきやすくなり、どういったサービスや商品を提供するべきかが見えてきます。
起業の種類
脱サラ起業をする際に、どういった形態で独立するのかを明確にする必要があります。まずは、「個人事業主」と「法人」のどちらにするかを選びましょう。
もし「法人」にする場合、営利団体もしくは非営利団体のどちらにするのかを決める必要があります。もし、営利団体の組織にする場合、会社の「種類」を決めます。
会社には、株式会社、合同会社、合資会社、合名会社の4種類があるので、それぞれの特徴を吟味した上で決定しましょう。
ポイントとしては、事業内容を考慮して「メリットが多い」形態を選ぶことです。事業によって最初は「個人事業主」で始めるので十分な場合もありますし、社会的信用度が必要な事業であれば、初めから「法人化」するほうがいいでしょう。
脱サラ起業のメリット・デメリット
ここからは、脱サラ起業をする場合、どんなメリット・デメリットがあるのか見ていきます。
<メリット>
・自分次第で給料があがる
・すべて自分で決められる
脱サラ起業をする最大のメリットと言えば、「自分の努力次第で給料があがる」ことでしょう。会社勤めと違い、成果がお金という形でダイレクトに自分に返ってきます。
言い換えれば、成果がなければ入ってくるお金もないということですが、努力次第で上限なく収入を得ることも可能です。
また、「すべて自分で決められる」というのも脱サラ起業のメリットです。会社に縛られることなく、自分の裁量で自由に決められます。ただし、こちらも言い換えれば、何の制約も誰かに指示されることもないため怠けてしまう恐れもあります。
そのため、自己管理能力が必須となりますが、何でも自由に自分で決めたい人にとって「すべて自分で決められる」ことは大きなメリットと言えるでしょう。
<デメリット>
・安定するまで厳しい生活
・失敗すれば全て自己責任
脱サラ起業の最大のデメリットとしては、「安定するまで厳しい生活になる」可能性があることです。
サラリーマンのように決まった収入があるわけではないため、起業したての頃は不安定になりやすいと言えます。会社勤めのように休んだ時の有給もないため、事業が軌道に乗るまでは苦しい状況も覚悟しておく必要があります。
また、万が一、事業に失敗した時は「全て自己責任」となります。会社に守られているサラリーマン時代とは大きく責任が異なることもデメリットの1つとしてしっかり理解しておくことが大切です。
失敗しないためのポイント
次に、脱サラ起業で失敗しないためのポイントを見ていきましょう。
大きなポイントは「経営しやすい事業で起業する」ことです。具体的には「原価がなるべくかからない」「在庫がない」「初期投資が低い」事業を選ぶといいでしょう。
たとえば、提供するサービスが在庫を抱えるものではなく、技術をサービスとして提供するものであれば原価はあまりかかりません。さらに、設備や機材を導入する職種でなければ初期費用もあまりかからないでしょう。
初期投資が高すぎる起業は、スタート時から大きな負債を抱えるということなのでなるべく避けたいものです。リスクが低くて利益が出やすい事業を選択することで、安定した経営につながりやすくなります。
脱サラ起業にフランチャイズが人気の理由とは?
ここからは、脱サラ起業を目指す人にフランチャイズが人気となっている理由を解説していきます。
人気の大きな理由は「専門的なアドバイスをもらえる」からです。つまり、事業経験がなくても比較的安心してビジネスを始められるためと言えます。
サラリーマン経験しかない人にとって、ビジネスを一人でゼロからスタートすることは様々な不安や心配があるでしょう。
フランチャイズに加盟することで、その分野で成功しているビジネスモデルを手に入れることができ、的確なアドバイスをもらえることで先の見えない不安も大きく減らすことが可能になります。
フランチャイズなら塾がおすすめってホント?
では、脱サラ起業でフランチャイズを選ぶなら「塾がおすすめ」とよく聞きますが、本当なのでしょうか。
前述の「失敗しないためのポイント」にあった「原価がなるべくかからない」「在庫がない」「初期投資が低い」という条件を満たす事業を考えると、たしかに塾はおすすめと言えます。
また、教育というのは生きていく上で最も大切なものの一つです。それ故に塾に通わせたいと考える親は多く、今後も需要は続いていくでしょう。子どもの成長の手助けができるという点で大きな社会貢献にも繋がります。
そして、「フランチャイズで塾開業!それとも個人塾?それぞれのメリットは?」でも解説しているとおり、未経験者であるならばフランチャイズを選んだ方がメリットを多く受けられます。
これらを踏まえると、脱サラ起業を考えていてフランチャイズを検討している人には「塾」がおすすめと言えるでしょう。
今回は、脱サラ起業をお考えの方のために、最初に考えるべきポイントやメリット・デメリットなどの基本情報をまとめてみました。
また、脱サラ起業にフランチャイズが人気の理由や、フランチャイズの中でも塾が本当におすすめなのかについても考察してみました。ぜひ参考にしてみてください。