塾開業を検討している方にとって「開業資金はいくら必要なのか?」はとても気になるポイントではないでしょうか。
「どんな費用がいくら必要なのか」「少しでも節約する方法はないのか」など、塾の開業資金に関する疑問をお持ちの方のために、今回の記事では
・塾の開業資金はいくら必要?
・必要な費用の内訳
・資金節約のコツとは?
・少ない資金で成功するには?
について解説していきます。
塾開業の資金について知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
塾の開業資金はいくら必要?
塾の開業資金は経営の業態や規模によって大きく変動し、一般的には200~500万円が必要になるといわれています。
なぜこのように金額の幅があるかというと、「本業」として月収50万円以上を目指す場合と「副業」として月収5万円を目指す場合に、それぞれ必要となる物件や設備などが変わってくるためです。
たとえば、店舗を借りて本格的に塾を開業するならば、店舗賃借の初期費用や宣伝広告費、当面の生活費などを考えて最低でも200~300万円ほどの資金が必要といえます。
さらに、講師を雇って塾を開業する場合には、加えて人件費などの費用が必要となります。
人件費は個別指導塾の指導スタイルにより大きく変わりますが、フランチャイズの加盟を検討される際にはランニングコストとして人件費がどのくらいかかるのかをチェックするといいかと思われます。(ヒーローズでは他塾よりも人件費を抑えた運用が可能です)
一方で、副業として自宅開業をするのであれば、物件や設備投資の費用を抑えることができるため本業の場合よりも費用を抑えて開業することが可能でしょう。
このように塾の開業資金は、どのような形で塾を開業するのかによって大きく変わってきます。
必要な費用の内訳
それでは塾を開業する際、具体的にどのような費用がいくら必要になるのでしょうか?
必要な費用の内訳をご紹介します。
物件取得費
賃貸物件を契約して塾を開業する場合、敷金、礼金、仲介手数料などの物件取得費が必要となります。
物件取得費の目安としては、100万円前後を見ておくといいでしょう。
たとえば、月15万円の物件を借りる場合、
・初月の家賃:15万円
・敷金・礼金(家賃約3ヶ月~6ヶ月分):45万円~90万円
・仲介手数料(家賃約1ヶ月分):15万円
などが物件の契約時にかかります。
つまり、家賃15万円の物件を借りる場合、合計で「75万円~165万円」の物件取得費が最初に必要となります。
言い換えれば、家賃が安い物件を借りれば費用を抑えることが可能です。
また、立地条件やアクセスがよい物件になればこれらの物件取得費は上がる傾向にあります。
さらに、物件の内装を変えたい場合は、加えて内装工事費も必要となります。
備品代
塾を開業する場合、机、椅子、ホワイトボード、本棚など学習指導するために必要なものを揃える必要があります。
例えば大手塾様の場合は机や椅子などの教室備品はすべて「指定」となっており、コスト増加になりやすいのも1つの特徴です。(あくまで一例ですが備品と内装費だけで400万円程度かかる塾のフランチャイズもあります)
また、事務仕事に必要な電話、パソコン、プリンター、紙類、ファイルなども必要です。この他にも快適な環境にするために、エアコン、空気清浄機、照明スタンド、掃除機、延長コードなども必要となってきます。
備品代は、目安として100万円~200万円ほどを見ておくといいでしょう。
広告費
塾の開業時は、生徒を集めるために宣伝広告が欠かせません。
ホームページやSNSなどで塾の存在を知ってもらう活動をしたり、新聞折り込みや看板設置をしたりする必要があります。
広告費には、ホームページ制作費、チラシ制作費、折り込み代、看板制作費などがあります。
費用の目安としては、どのようなホームページを作るのか、チラシはどれくらいの範囲の地域に配布するのか、看板の大きさや設置場所はどうするのか、などによって変わってきますが、20~50万円ほど見ておくといいでしょう。
教材費
教材費は、テキストの購入や模試の仕入れにかかる費用です。
目安としては、生徒の人数や使用するテキストの数によっても費用は変わりますが、売上の1~10%程度が一般的です。
資金節約のコツとは?
比較的少ない資金で始められるといわれている塾開業ですが、最低でも数百万円は必要となります。
数百万円は誰でも簡単に出せる金額とはいえないため、少しでも資金を節約するためのコツをご紹介します。
リサイクルショップを活用する
机、椅子、ホワイトボードなど塾開業に必要な備品をすべて新品で揃えるのではなく、リサイクルショップを上手に利用することで費用を押さえることが可能です。
パソコンやエアコンなどの高額な電化製品もリサイクル製品を利用することでかなり資金を節約できるはずです。
最近のリサイクルショップでは手に入らないものがないくらい品揃えが豊富なので、一度チェックしてみるといいでしょう。
物件取得費を節約する
塾の開業資金で大きな割合を占める費用は「物件取得費」です。
最初から家賃の高い物件を借りるのではなく「自宅で開業する」ことで物件取得費を節約することが可能です。
まずは自宅の一室を教室にして塾を開業することを選択肢に入れるのもいいでしょう。
広告費を安く押さえる
ホームページやチラシを自分でデザインすることで、制作費を押さえることが可能です。
また、制作したチラシを新聞の折り込みにするのではなく、自分で塾の開業地周辺にポスティングすることで費用を節約できます。
フランチャイズに加盟する
最近は、低初期投資で開業できるフランチャイズFCも増えてきています。
すべてを自分で情報収集をしたり契約・実行したりする手間と時間を考慮すると、加盟金を支払ったとしてもフランチャイズは費用対効果が高く、結果として費用の節約につながるといえます。
選択肢のひとつにフランチャイズを検討するのもいいでしょう。
少ない資金で成功するには?
塾は個人で始めると自由度は高いですが、言い換えると、すべて自分で考えて決めていく必要があります。
一方で、フランチャイズであればいつでも困った時に相談できますし、経験豊富なプロのアドバイスをもらえるのは心強く大きな魅力です。
そのため、前述のとおり低初期投資で開業できるフランチャイズを利用することは賢い選択といえるでしょう。
また、大きな初期費用として物件取得費がありますが、これらをどれだけ押さえられるかで損益分岐点が変わってきます。
さらに、開業後のランニングコスト(経費)のかかり具合によって塾経営を継続できるかどうかが決まるため、売上を伸ばすために集客や宣伝運営方法に強いフランチャイズを選ぶことも少ない資金で成功する秘訣となります。
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今回は、塾開業をご検討中の方のために、開業資金はどれくらいかかるのかをまとめてみました。
節約のコツと成功するための秘訣もぜひ参考にしていただけたら幸いです。